走行中アクセルを踏んでも加速が極端に悪くなった…という案件にて修理お預かりした、W212型ベンツE350の診断です。
特にチェックエンジン警告が現在点灯している訳でも無く、アイドリング回転も安定しており空吹かしでのエンジン回転もスムーズ。
試乗での体感ではタービンのブーストが全く効いていない感覚で、回転上昇も鈍く加速力が低下している状態。
XENTRYテスターにてMEコントロールに入力されているDTC(故障コード)を確認すると、DPF差圧センサー間の排ガスプレッシャーに対する不具合を検知しています。
DPFとは 「ディーゼルパーティケルフィルター」の略 で、マフラーのフロントパイプに内蔵されています。
そのDPFに対して 差圧センサーが装備 されており、マフラー(フィルター)の前後に配管を接続してプレッシャー実測を監視しています。
その差圧センサーの実測値をテスターで確認すると、エンジンを始動していないイグニッションオン時(排ガス排出無し状態)にもかかわらず、明らかにあり得ない数値を示しています。
その為MEコントロールはDPFのプレッシャー監視に対する制御を行えない為、加速等の出力コントロールに大きく影響を及ぼします。
回転数に対する実測測定の変動率値からして、パーティケルフィルターのスス含有量過大等の詰まりでは無く、電気的故障ではないかと予測出来ましたが、念のため配管も取り外して内部状態の確認。
品番変更されたDPF差圧センサーへと交換処置後は、DPF差圧値も正常な数値を示すようになり、スムーズな加速力も復元しました。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2020y度 年間ベンツ修理入庫実績255台)
あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。
また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング)
ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジディーラー診断機 WiTECH2.0(ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備
フォードFDRS/IDS(VCM3)各種ECUプログラミング可能/ForSCAN完備
GM診断アプリケーション GDS2/TECH2(MDI2)サービスプログラミングシステム対応
ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備
BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/VCDS等多彩に取り揃えています。
アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を
平日10:00~20:00 土/日/祝 12:00~18:00 定休日/毎週水曜日
UGオリジナル日本仕様シーケンシャルテールランプを更にアップデート バイシーケンシャルテールランプ。