ウォーターポンプからの水漏れ発覚/フォルクスワーゲンUP!

オーバーヒートトラブル修理にてご入庫頂いた、フォルクスワーゲンUP!の作業です。

エンジンを廻しながら冷却回路の実測測定点検を行った結果、サーモスタットが正常に作用していない感じの循環効率不良が伺えます。

 

UP!に搭載されているエンジンでは、エンジン後方部にサーモスタット内蔵ハウジングケースと一体のウォーターポンプが装備され、専用のベルトで駆動させています。

 

その為、仮にサーモスタットを脱着/点検を行う際は、一旦ウォーターポンプAssyを取り外してからケースを分離することになります。

 

しかし今回のUP!、ウォーターポンプを外す際に気づいた、シャフト軸部の冷却水滲み痕跡。

装着されている状態では確認出来ない箇所なので、滲みが酷くなって下に漏れ垂れてくるまで判明できない不具合です。

 

上記状態により今回は、ハウジング一体のウォーターポンプAssyをリフレッシュする方向性で作業の進行。

 

ちなににハウジング内には、2系統のサーモスタットが存在しています。

 

ウォーターポンプAssyを元通りに組み付けて冷却水を充填した後は、水温値の変動も安定しオーバーヒートトラブルも解決です。

 

UG/yoshida 



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