フラッシュによるオイルプレッシャー値の変化/ジープラングラー

時折りチェックエンジンの警告インジケーターが点灯する、2017yジープラングラーの診断です。

 

wiTECH2.0によるDTC(故障コード)診断では、エンジン油圧コントロール回路のスタックオフが検知されています。

このエラーが示すところは、PCMが監視しているオイルプレッシャー値が、何らかの原因で規定値に満たさない状態と推測されます。

 

エンジンアイドリング回転では特に問題の無いオイルプレッシャー値を示していますが、エンジン回転数を上昇させてもMAXで4.0bar未満の圧力までしか上がりません。

 

オイルプレッシャー値の不良と聞いてまず疑わしきは、オイルプレッシャー値を計測するセンサー…ですが、このエンジンではエレメントハウジング後方に設置されているので、インテークマニAssyを全て取り外さなければアプローチ出来ません。

 

このラングラーのエンジンでは、オンオフソレノイドにて制御される2ステージのプレッシャーレギュレターが装備されたオイルポンプを採用しています。

エンジン回転数によって油圧を低圧モードと高圧モードへ切り替え、その制御は温度/回転/負荷に基づいてPCMがポンプステージを切り替えます。

上記内容により、先の回転数を上げても4.0barに満たない=低圧モードのまま切り替わっていないと推測できます。

 

オイルポンプはクランクシャフトで駆動されているので、交換となると相当な時間を要する作業となりますが、こと2017yのJKに限って言えばPCMのアップデートで対処できる可能性もあります。

 

オンラインにてメーカーサーバーにアクセスして、現車のPCMをフラッシュによるソフトウェアのアップデート

 

このアップデートにより回転数で言えば大体3000rpmあたりから高圧モードに正常に切り替わり、5.0~6.0barの油圧値を示すようになりました。

 

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