冷却水漏れの持病箇所…/ベンツC200

冷却水漏れの点検/修理にてお預かりした、W204モデルのベンツC200の作業です。

 

フードを開けてエンジンルームに目をやると、ラジエターサブタンク周辺にクーラントの飛び散った痕跡が伺えます。

おそらく何らかの要因でオーバーヒート状態に陥り、キャップ側からクーラントがフローしたものと推測できます。

 

エンジンカバーを取り外してさらに確認すると…やはりというか、もうM271系エンジンでは持病とも言えるヒーターパイプの損傷痕

少し確認しづらい箇所ですが、エンジンのエキゾースト側に位置する樹脂製のパイプが損傷して、冷却水が漏れている状態。

 

エンジンのブローバイラインと一対となったフィードパイプで、未交換のW204系ともなると多くの車両が寿命に近い状態かもしれません。

 

樹脂製パイプの為、エキゾーストの熱環境によって劣化が進行し、ある時クラックが発生して急激に漏れだす可能性があります。

 

劣化したフィードラインの変更修理後は、他にオーバーヒートする要因(ファンの作動制御やサーモスタット制御等)が存在していないかチェックして、安定した水温の確認を行って作業終了です。

 

全ての作業完了後はXENTRYによるショートテスト診断を行ない、オイル漏れ以外にECUエラーが存在していないか確認してご納車です。

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2020y度 年間ベンツ修理入庫実績255台)

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また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等(カスタムコーディング)も修理作業にて実施しています。

ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

 

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