エンジンの警告ランプが点灯しオーバーヒート状態に陥った、2016yジープレネゲードの作業です。

 

wiTECH診断機にてPCMに入力されているエラーを確認すると、クーリングファンコントロールに対する不具合を検知しています。

このエラー検知にてエンジン警告灯が点灯し、エラー内容のファンコントロール制御不良にてオーバーヒートしたものと推測できます。

 

エンジンファンモーターの電源回路を測定すると、モーター駆動電源である50Aヒューズが断線しています。

 

50Aある大容量のヒューズ断線＝ファンモーターが怪しいので確認すると、手で廻すも明らかに重たい…ファンモーターが劣化によりロック状態になり、ヒューズが飛んでしまった様子です。

エンジンファンが必要な時に作動しなくなると、もちろんラジエターの冷却機能が損なわれるので、安定水温維持が不可能になりオーバーヒートに陥ります。

 

結果的にフロントフェイス廻りを分解し、新しいクーリングファンAssyへの組替作業。

純正新品価格は地味に高額なので、社外製のファンAssyを取り寄せて少しでもコストを抑えることに。

 

クーリングファン交換作業後は、水温＆エアコンガス圧等の変動により正常な制御をしているか確認して作業完了です。

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2（ワイテック2）を導入しています。

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