エアコンスイッチにて操作を行っても、CUEモニターがブルースクリーン状態のまま表示されない症状に陥った、2016yキャデラックエスカレードの診断です。
エアコンスイッチ側での操作は行えるのですが、モニター側に反映されていないので、設定温度値の確認や風向切替等が行えない状態です。
GDS2テスターにてDTC(故障コード)を確認すると、ラジオECUとの通信途絶(U0184)を検知しています。
考えられる要因としては、CUEモニターの奥にあるラジオECUの内部制御不良や、GM LAN回路の欠落等ですが、
GMメーカーからのサービスインフォメーションでは、U0184/ラジオECU機能の欠落に対する各種諸症状…例えば今回のブルースクリーン症状の他に、R操作時のバックカメラ切替タイムラグやパークアシストのシンボル位置のズレ等に対し、ユニットのリプログラミング処置の内容がリリースされています。
SPS2(サービスプログラミングシステム)を起動させキャリブレーションを確認すると、先のフリーズ症状を防止する新しいソフトウェアが存在しています。
GMサーバーに接続しインストールタイム約30分程度…無事ラジオECUのアップデートも完了です。
UGではGM系(シボレー/キャデラック等)の純正診断機器であるGDS2及び各種診断機を完備し、TECHLINE CONNECT起動(SPS2)による各種プログラミングも常時即対応可能です。
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