ガス欠症状によるエンジン始動不能/クライスラー300

イグニッション操作でセルモーターは廻れどエンジン始動せず…という案件にて修理ご入庫頂いた、2008yクライスラー300の作業です。

エンジンスタート操作でのクランキングにて、一瞬「初爆」らしき動作は行うのですが、その後は虚しくセルモーターが廻るだけの状態です。

 

初爆体感から察する症状的に点火作動は行っていると考えられるので、ガソリンの供給不良と予測

実際イグニッション操作によってフューエルポンプの作動音は聞き取れますが、音質的に「空打ち」ぽい作動音。

 

メーター上では残量約1/4程度指していますが、フューエルポンプが装着されている左側タンクユニットの蓋を開けると、ガソリンが入っていません。

 

しかし反対側の右側タンクユニットの蓋を外すと、右側部にはガソリンが十分に存在しています。

ポンプが装着されている左側部にガソリンが無いので、いくらポンプが作動しても=ガス欠状態によってガソリンは供給されずエンジンが始動しないのは明白。

 

リアシート部フロア下にマウントされるクラスラー300のガソリンタンクは、プロペラシャフトを避ける為にセンター部を凹ませたデュアルコンテナ形状をしています。

フューエルポンプは左側コンテナ部に装備され、右側センダーユニットを介してエンジンへ供給。

 

タンク内部で双方のセンダーユニットがフューエルラインで繋がれているのですが、数本のラインによって実は右側コンテナ内ガソリンをポンプが存在する左側コンテナ部へと供給する役割も担っています。

右側タンク内ガソリンを左側へと循環させることにより、ポンプの冷却はもちろん残量が低下した際を考慮すれば当然の原理です。

 

今回の不具合は右側コンテナの残量が循環不良よって左側へと供給されず、左側残量が無くなってガス欠症状に陥っている状態でした。

 

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