リモートキーレスが機能しないという案件にて、修理ご入庫頂いた、2008yクライスラー300の作業です。
キーレスでのロック/アンロックが働かない場合、まず誰しもが疑うのは使用しているキーの不具合。
キーバッテリー(電池)の消耗をはじめ、リモコンの故障や周波数の相違等。
しかし現車は、エンジンを始動させている状態(キーON)だと、別のリモートキーにてキーレスによるロック/アンロックが正常に機能。
通常、室内にあるドアロックスイッチ操作でのロック/アンロックシグナルは、メータークラスターユニットを介して各ドアロックを作動させています。
一方、キーレスによるロック/アンロック操作は、イグニッションスイッチ部である「ワイヤレスイグニッションノード(WIN)」により受信し、ネットワークラインより同じくメータークラスターが出力。
今回の不具合症状である「キーオフ状態でのみキーレス操作不能」は、車両が「回送モード(シッピングモード)」に陥っている状態と酷似しています。
「回送モード」とは、車両輸送中のバッテリー放電を避けるために車両生産時にメーカーにてセットされるもので、新車販売時におけるディーラーでの納車前処置にて解除するモード設定です。
近年の車両では、例えばBCM(ボディコントロールモジュール)のプログラムによりモード設定されているケースが多いですが、この年式のLXではトータリーモジュールを介して回路上で回送モードの設定/解除を行います。
上記観点から今回の症状に対する問題点は、「回送モードステータスの状態」もしくは「WINの制御的な問題」の何れかによる点検にて無事解決です。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
クライスラー/ダッジ系だけでも年間400件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2021y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績432台)
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備
フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)/ForSCAN完備
GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応
ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備
BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/VCDS等多彩に取り揃えています。
アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を
平日10:00~20:00 土/日/祝 12:00~18:00 定休日/毎週水曜日
UGオリジナル日本仕様シーケンシャルテールランプを更にアップデート バイシーケンシャルテールランプ。