ネットワークウイルスによるCAN-Cトラブル/クライスラー300C

エンジンを始動すると各種警告ランプや警告メッセージが順番に点灯/表示され、症状が酷くなるとシフトインジケーターのランプも全点灯する電気的不具合が診られる、2011yクライスラー300Cの修理入庫です。

 

DTC(故障コード)を確認すると、各種ECU群の通信喪失履歴やCAN-C不具合等のエラーが約60項目近く検知され、トポロジーモニターではCAN-Cネットワークのほぼ全てのECUが順番に通信途絶になっては復帰したりを繰り返している状態。

 

この症状で考えられる要因は、CAN-Cに構成される何れかのECU内部不良により、ネットワークウイルスを拡散している状態。

トポロジーモニターを確認しながらCAN-Cラインの診断を行なった結果、

 

今回のウイルス発生源はアダプティブクルーズコントロール(ACC)モジュールと判明

 

ACCのモジュール配線を取り外すと、他のECUに対するウイルスの感染は回避=他のECUは通信状態が持続しますが、もちろんACC機能断線に伴うエラーの入力と共にACCの警告メッセージが表示されます。

 

修理するにはACC(アダプティブクルーズコントロール)モジュールの交換及びプログラミングという内容になりますが、ACCモジュールは非常に高額な部品価格。

しかしACC機能を必要としないオーナー様には、コーディングにより「ACC無効化」処置にプログラム変更することにより、ACCをネットワークより削除。(トポロジーモニターはゴーストカラーへ/TPMSも今回は同時に削除)

この処置にてCAN-Cに対する他のECUへのエラー入力は皆無=ACC警告も表示されずに今回のトラブルが解決となります。

 

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