ITMトラブルによるバッテリーあがり/クライスラー300C

バッテリーが3日であがる…漏電トラブルにて修理ご入庫頂いた、2008yクライスラー300Cの診断です。

上記不具合の為、暗電流値を測定するも基準値内…バッテリーが頻繁にあがってしまう様な漏電は、一見診受けられない状態。

もちろんオルタネーターの充電値も正常なので、考えられる要因として「ある時突然何かが作動して電気が流れる」トラブル。

 

テスターにてエラーコードを確認すると、ITM制御に対する不具合が検知されています。

 

このITMとはイントルージョン(侵入)トランシーバーモジュールの略で、ディーラー車に備わっている車内監視セキュリティシステム。

この年式のLXではルームランプ部に設置されたセンサーにて監視し、インストルメントパネル内部にあるモジュールにて制御しています。

 

車両盗難警報(VTA)のプレミアムバージョンの一部として、主にITMの侵入検知によってフロントフェンダー内に備わった専用のセキュリティサイレンが作動する機能。

しかし今回のLXでは、上記エラー検知が示すようにITM制御トラブルが発生し、ある時突然「弱々しく」セキュリティサイレンが作動する為バッテリーに負担がかかっている状態と判明。

派手にサイレン音が作動する訳では無いので、その誤作動に気づくことも無くバッテリーが上がってしまう状態でした。

 

EXPORTモデルに備わっているこのITM機能のトラブル、その機能に対し必要性を感じないオーナー様に対しては、トラブルに対する修理費用の負担は無駄な出費となります。

また今回のLXでは、バッテリー内蔵セキュリティサイレン等の部品が既に廃盤の為、その修理を行うにしても必要な部品が入手出来ません。

 

上記内容にて並行車同様にITMをネットワークより削除するコーディングにて対処、「ITM無効化」へとプログラムすることによりトポロジーモニターもゴーストカラーへと変更します。

CAN(コントロールエリアネットワーク)にて存在しないECUへ設定しているので、サイレン誤作動トラブル皆無はもちろん、DTC(故障コード)の入力も皆無となります。

 

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