低すぎるブーストプレッシャー/ベンツA45AMG

以前より高速加速時の出力が低くなっている体感症状を訴える、W176型ベンツA45AMGの診断です。

特にチェックエンジン等の警告ランプは点灯していませんが、オーナー様曰く「分かりやすいのが4速/4000rpmくらいからのアクセルオン時の加速」…正直 単純に計算しても、公道で症状確認を行えるスピード域で無いのは明白。

 

エンジン/ミッション等をはじめ、XENTRYテスターにて症状に関連するロスが存在していないか診断すると、タービンのブーストプレッシャーが基準値より低い状態を検知

 

A45に搭載されているM133エンジンでは、巨大なツインスクロールタービンによって過給を行っています。

 

ターボ車のタービンには過給圧(ブーストプレッシャー)が上がり過ぎぬ様、アクチュエーターバルブにてタービンから排気ガスを逃がす制御を行っています。

 

A45のタービンアクチュエーターは、ブースト圧が一定以上になると、バキューム制御にてタービン側のアクチュエーターバルブをコントロール

 

この電子制御で行われているブーストプレッシャーアクチュエーターのバルブ制御、通常アイドリング時では30~50%のオンオフレシオ値を示すところが、現車は50%を上回り上昇値を示していきます。

 

それによってブーストプレッシャー制御に不具合が生じ、正常なタービン過給による出力が得られていないと判断

 

ブーストプレッシャーアクチュエーターをリフレッシュした後は、オンオフレシオも基準値内に収まり、先のDTCが入力される要因も消去出来たと考えられます。

 

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