駐車場に黒いオイル漏れ痕が毎回残る…という内容にて、エンジンオイル漏れ修理でお預かりした、W212/ベンツE350dの作業です。
エンジンアンダーカバーが装着されているので、少々オイルが漏れていようが地面まで垂れることは少ないのですが、今回のW212ではオイル漏れ量が激しく、車両を停車した場所には常に黒いオイル溜まりが出来る状態。
M642ブルーテックエンジンでは多いオイル漏れトラブル…例えば今回のW212,エンジンルーム上からは何もオイル漏れ痕跡を確認することは出来ず、下側から目視点検してもクランクのリアシール?かと錯覚するような内容です。
確実なオイル漏れ箇所を目視点検するには…タービンやインテークデストロビューター等の付属品一式を分解しなければ確認出来ないのですが、その多くはVバンク中央にマウントされているオイルクーラー部から発生しています。
オイルクーラー部から漏れたエンジンオイルがVバンク中央に漏れ溜まり、そして行き場を無くし漏れ溜まったオイルが時期経過によって溢れるように垂れてくる…特に冷間時に漏れが酷く発生します。
その原因となる箇所の多くが、オイルクーラー本体というよりも、オイルクーラーが取り付けられている箇所に装着されているシールパッキンの劣化。
このオイルクーラー前後接合面に装着されるメガネ形状のゴム製シールパッキンが、経年劣化での硬化によって、そのシール機能を失ってしまうことによるもの。
また画像は前後しますが、オイル漏れ修理によりインテークデストロビューターを取り外す際は、インテークサーボモーターも要注意箇所。
インテークサーボモーターは走行状況に応じて可変インテーク機能を制御するモーターで、タービン等からのオイルリーク等により壊れやすい電子パーツのひとつ。
後に故障により交換が必要となると、またこの状態に近い工程まで分解作業を要する為…非常にトラブルが多い箇所なので、特に未交換車両であれば、同時交換すべきパーツとも言えます。
全てのパーツ類を元通りに組みなおしてエンジン始動、オイル漏れ修理の完成検査を行い作業終了です。
M642エンジンのオイルクーラーシールパッキンからのオイル漏れ修理、しかし それに行き着くまでにかなりの部品点数脱着が必要=多くの部位に対するシール/ガスケット等も必要となります。
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