CMPセンサーの断線トラブル/ジープラングラー

チェックエンジン警告ランプが点灯している…ということで、業者様より修理ご入庫頂いた、2015yジープラングラーの作業です。

 

DTC(故障コード)を確認すると、バンク1側のカムポジションセンサー(CMP)に関するエラーを検知しています。

 

搭載されている3.6L/VVTエンジンのカムポジションセンサーは、バルブカバー後方上面に設置されており、バンク1側は=右バンクとなります。

 

PCMの実測を確認すると、バンク1側のインテークカムポジション値が-400オーバー、これは断線状態を意味しています。

 

このエンジンのカムポジションセンサーは、IN/EXカムシャフトの中央にマウントされ、一つのセンサーでIN/EX双方の監視を個別に行っています。

 

その為、センサーには5V電源及びマイナスの他に、センサー1/2のシグナル回路が存在し、合計4本端子となります。

今回診るべきポイントは、先の実測からも分かるように、インテークカム側のシグナル回路配線の1本に対し断線が存在するか否か

 

もちろんセンサー本体での断線等も考えられますが、PCM間の配線導通測定を行うと、やはりインテークカムセンサーポジションシグナルが断線していると判明。

 

センサーコネクター周辺のハーネスを調べていくと、やはり該当する配線が劣化により1本断線状態だったので結線修理処置。

コネクター本体の端子部も劣化していたので、リペアコネクターを使用して配線修理の実施です。

 

このカムセンサーハーネストラブルは、JKモデルでは事例も多く、ハーネスの取り回し等によって劣化断線を起こす症状で、弊社でも過去に経験しています。

無事配線修理処置後は、カムポジションセンサー値も正常に検知し、もちろんチェックエンジン警告トラブルも完治です。

 

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