HEMIエンジンのMDSトラブル/ダッジラム

チェックエンジン警告ランプが点灯し、走行状況にかかわらず常時FuelSaverのインジケーターが点灯したままになる、2009yダッジラム1500ピックアップの点検です。

5.7LのHEMIエンジンでは、燃費向上を目的としたMDS(Multi Displacement System)と呼ばれる気筒休止システムが備わっており、ECOモード走行時には1/4/6/7シリンダーの休止システムが作動します。

 

本来MDSの制御は、アクセルオフ時等の巡航走行時にECOモードに入りますが、現車はアクセルオン時にも先のインジケーターが点灯状態。

DTC(故障コード)を確認すると。No7シリンダーのMDSソレノイド回路の不具合を現在値にて検知しています。

 

MDSの制御作用は専用の油圧リフターを採用し、ソレノイドバルブのオイル流量制御によってMDSを作動させます。

MDS作動によってオイル流量が制限されたMDSリフターでは、内部に設けられたスプリング力にてプッシュロッドは保持しますが、バルブスプリングを作用させる圧力保持力は無く、カムシャフトの追従に対してリフタートップは静止した状態=気筒休止になります。

 

今回の不具合は、このMDSリフターへのオイル流量を制御するソレノイドバルブ回路の不良。

エンジンブロック中央に4箇所存在するソレノイドバルブのうち、No7シリンダーのソレノイドバルブを測定すると、内部抵抗が過大状態。

 

その為、MDS制御が正常に機能できず、先のエラー検知及び警告インジケーターの点灯。

新しいMDSソレノイドへと組み換え後は、DTCもクリア/MDS制御も正常に機能するようになりました。

 

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