時折、チェックエンジン警告及びトラクション警告のインジケーターが点灯する、JKモデル/ジープラングラーの作業です。
搭載されているエンジンは3.6L/VVTエンジンで、特にガタガタ道等を走行した際に上記症状が発生しやすい模様。
DTC(故障コード)を確認すると、バンク1側のカムシャフトポジションセンサーの不具合を検知しています。
それに伴ってトラクションコントロールがトルク要求信号拒否する為、トラクション警告も同時に点灯。
カムシャフトポジションセンサーはバルブカバー中央部に装着され、「バンク1」とは右バンク側となります。
この中央にマウントされたセンサーで、IN/EX双方のカムシャフト位置を監視し、実測では「センサ1」「センサ2」という表記になります。
今回のJKではセンサ1/2双方ともエラーを検知している為、単純にバルブカバー中央に設置されたカムポジションセンサーの不良と安易に考えられがちな内容です。
しかし3.6Lエンジンではハーネスの取り回し等による影響か、カムポジションセンサーのハーネストラブルが非常に多く存在します。
センサー1つでIN/EX双方監視している為、配線は4本(IN/EXシグナルと5V電源/アース)となるのですが、ハーネスのテーピングを捲って確認すると5V電源の配線が断線状態。
テーピング内にて触れるような接触状態での通電であった為、走行振動等によって5Vセンサー電源供給が途絶えるのでセンサーが機能せず=IN/EXシグナル値が共に発生しないので上記DTCを検知。
上記センサーエラーの場合、オシロスコープ等を使用して「センサー側」「PCM側」双方の値を測定点検するよう進行していけば、その不具合箇所が実はセンサーでは無く、必然と配線断線トラブルによるものと判断でき、無駄に部品交換せずとも配線点検/修理にて作業完了。
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