ご遠方にも関わらず、エンジン不調/チェックエンジン警告点灯修理にてご入庫頂いた、W221モデル/ベンツS550の作業です。
DAS診断機にてDTC(故障コード)を確認すると、ミスファイヤ(失火検知)及び各O2センサー系の不具合が現在値にて発生しています。
ユーザー様ご本人もDTC内容は汎用テスターで把握しており、各気筒のイグニッションコイルやプラグそして各O2センサー等を交換してみたけれども、全く症状が改善されず…という案件にてご入庫頂きました。
先の画像のエラーコードだけを観ると、確かにO2センサーや点火系に起因するミスファイヤトラブルかとご判断しがちですが、このDTC内容で問題となるのがコード0439(P0607)。
このコード内容はコントロールユニット内部の電子回路に対する不具合検知のため、「再三入力される/現在値にて消去出来ない」場合はMEコントロールユニットの交換が必要とされます。
M273エンジンのコンピューターはME9.7バージョンのユニットがエンジン上部に設置されており、エンジン熱等による弊害の為か?故障事例が多く存在します。
このMEコントロールユニットは基本外販禁止部品(ディーラー修理以外、外部に部品供給をしない)に指定されており、尚且つ非常に高額な部品価格となります。
しかし修理の選択肢としては、ディーラーでの高額な新品交換…だけとは限らず、比較的リーズナブルに入手可能な社外製コントロールユニットの交換という選択肢も存在します。
社外製の為、純正部品と比べれば耐久性等のクオリティが同等とは限らず、稀に初期不良等の部品も存在しますが、過去に数十台交換した結果で3年以内に潰れた等の不具合は存在していません。
社外製品と言えどもその内容は純正品と全く同一で、交換する際はプログラミング及びSCNコード入力等の作動開始処置は必須項目。
もちろん最終的には車両への個別化処置によって現車唯一のMEコントロールユニットとして起動し、エンジン始動が可能となります。
無事正常制御開始後は各種学習プロセスを実行し、他の不具合が存在していないか確認して作業完了です。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、各クラスのベンツ修理も数多く承っております(2022y度 年間ベンツ修理入庫実績230台)
あらゆるクラスの各種故障診断や各種コーディング変更等(カスタムコーディング)も修理作業にて実施しています。
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UG/yoshida
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