MDSソレノイドとカムアクチュエーターの因果関係/ダッジチャレンジャー MOPAR10

チェックエンジン警告ランプが点灯しエンジン不調症状も発生する、2010yダッジチャレンジャーの限定モデル「MOPAR10」の作業です。

 

検知されているDTC(故障コード)は、No1シリンダーのMDSソレノイド(画像「非活性化コントロール」とはMDS)回路と、カムシャフトポジションアクチュエーター回路の2項目が現在値にて入力されています。

 

この5.7L/HEMIエンジンは、気筒休止システム(MDS)及びVVT(可変カムシャフトタイミング)機能が備わっています。

先のDTCはこの、気筒休止システムのNo1シリンダー用MDSソレノイドバルブ及び可変カム制御を行うVVTアクチュエーターバルブの制御不良に伴うエラー検知となります。

 

一見、この2系統は無関係の様に思えますが、MDSソレノイドバルブ及びVVTアクチュエーターはインテークマニを取り外したエンジンセンターのVバンク内に装着されています。(気筒休止用のMDSソレノイドバルブは休止シリンダー4箇所/VVTアクチュエーターは中央カムスプロケット位置の後部)

 

共に双方のソレノイドバルブやアクチュエーターバルブが不良…というよりも、今回の原因はそれらをコントロールするハーネス(配線)の不具合

エンジンVバンク内の熱環境等によってハーネスが劣化し、配線被膜が捲れて「ショート」や「断線」を招き、各ソレノイドバルブやアクチュエーターへの電気制御が正常に行えなくなるトラブル。

 

このハーネスはインテークマニ後方でメインハーネスと端子接続で分離するので、この端子カプラーを起点にPCM間の測定を行い、Vバンク内ハーネス(MDS/VVTハーネス)だけの問題であれば容易に交換が可能

 

不具合が発生していたハーネスの対処にて、MDSソレノイド制御及びVVTシステムテストも無事クリア

 

最後に未更新状態であったPCMのキャリブレーションも、最新状態へとアップデートフラッシュを行い、全ての作業が完了です。

 

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