バルブリフター＆カムシャフトの摩耗により異音発生/ミスファイヤーが発生していた2013yダッジチャージャーSRT、部品が全て揃ったので組付け作業の開始です。
詳細はこちら→SRTエンジンの打音トラブル/ダッジチャージャー – UG メンテナンス工場 (ug-jpn.com)
現車のカムシャフトはNo2シリンダーのEXカムプロフィールが激しく摩耗損傷しており、バルブリフトに過大な影響を及ぼしていた状態。
新品のカムシャフトの接触面にカジリ防止のペーストを塗布し、ブロックに圧入されているメタルを傷めぬ様に慎重に挿入。
バルブタイミングを合わせてタイミングチェーンを張り、エンジンフロント廻りを組み付けていきます。
そして問題のバルブリフター…このカムシャフト摩耗原因は、リフターのローラーベアリング損傷により発生しています。
ローラー軸部に機械的損傷によるガタが発生し、カムシャフトに上手く追従出来なくなり互いに摩耗損傷が発生して打音発生、そしてバルブリフトに影響して失火症状も発生というシナリオ。
この不具合はメーカーのサービス情報でも報告されており、上記不具合が発生しているHEMIエンジンでは全気筒のバルブリフターを新品交換しておくことを推奨します。
あとはシリンダーヘッド廻りを組み付けて、全ての構成部品を元通りに…。
エンジン始動後は異音/失火症状の改善確認はもちろん、漏れ等が発生していないか点検を行い、各学習プロセスの再施工を実施。
約20Km程度のロードテストもクリアして、無事全ての作業が完了です。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2（ワイテック2）を導入しています。
クライスラー/ダッジ系だけでも年間400件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。（2023y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績433台）
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
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