リアのセンターヘッドレストが倒れない、W221モデル/ベンツS550の修理です。
リアシートのヘッドレストが起きた状態であった場合でも、ドライバーがセンターコンソール上に位置するスイッチ操作で倒すことが可能で、後方確認の妨げを防止できます。
リアシートに3つあるヘッドレストは、左右の両端は電動モーター式で、各リアドアにあるスイッチ操作で可動を可能としています。
一方センターにあるヘッドレストは手動式のため、起きた状態のヘッドレストをドライバー側のスイッチで倒す操作はバキュームポンプによる制御となります。
このバキュームポンプはニューマチック制御ユニットとして存在し、DTC(故障コード)を確認するとニューマチックポンプの本体故障を検知して作動していません。
このニューマチックポンプは主にマルチフォームシートの制御に使用されているので、ニューマチックポンプが作動しない=各席のマルチフォームシートも機能しない状態です。
全く動かなくなったニューマチックポンプ、今回はご依頼先が中古部品を手配され交換作業。
ポンプを交換すると作動機能も復帰し、ヘッドレストやマルチフォームシートも正常に作動。
しかしポンプが動かなくなった原因…念のためシステムリークテストを実施してみると、
案の定プレッシャー値が安定して維持できていない=バキューム漏れによりポンプが頻繁に作動→ポンプの寿命低下というシナリオによるものと判明。
こういったバキュームリーク箇所の点検は、バッテリーの漏電点検と同様、順番に圧力数値を確認しながら地道に測定点検していくことになります。
但しニューマチックポンプのバキュームリーク箇所として、最も可能性が高いのは、やはりフロントシート内部。
どのラインでリークが発生しているか測定しながら順番に絞っていき、圧力損失している箇所を断定し対処することで、安定した圧力値の維持→ポンプ焼き付きの原因箇所も修理完了です。
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