オルタネータートラブルの危険性/ダッジチャージャー

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バッテリー上がりのような症状で診断作業を行った、2013yダッジチャージャーです。

キースイッチ操作にてスターター作動を行なっても、セルモーターの廻りが遅い…誰しもがバッテリーをまず疑う症状です。

 

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確かに搭載されているバッテリー側で電圧を簡易測定すると、11Vを下回る測定値…ですが、車両側のマイナス端子を取外してバッテリー単体で測定すると12V以上の電圧値

正常な電圧値を示しているバッテリーが、車両に接続した瞬間電圧降下してしまう原因として考えられる要因は、車両側プラスラインでのショートなどが挙げられます。

 

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バッテリープラスラインの皮膜等が劣化して、一部が僅かにボディに触れている…等の基本的な不具合を除いて、このLD系ではオルタネーター内部ダイオード劣化によるショート現象が、その最も多い原因箇所としてあげられます。

今回のチャージャーも、オルタネーターのプラス端子を外して再度測定すると電圧降下は診られず、オルタネーターの内部ショートが発生していると確定。

 

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このLD系チャージャーのオルタネーター品番で、「421000」より以下の4桁の番号が「7051」「7031」「7170」等以外であれば、そのトラブル発生危険率は高いです。

 

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内部ダイオードショートによって最悪 発火トラブルが起きないとは限らないので、上記症状が発生している車両は要注意。

安易にバッテリー上がりと思い込まずに、測定点検を行うことが重要です。

 

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オルタネーター交換作業後は、wiTECH2.0(ワイテック2)を使用して念のためデューティサイクル等の実測診断

オルタネーターの充電制御はPCM(パワートレインコントロールモジュール)が行なっているので、オルタネーターの制御点検する際はPCMの実測診断が不可欠です。

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。(2018y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績340台)

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