チェックエンジンの警告ランプが点灯して、走行してもミッションが3速以上シフトアップしないというトラブル診断で、この度 初めてご入庫頂いた、2004yダッジデュランゴの診断です。
wiTECH2.0(ワイテック2)を使用して、DTC(故障コード)を確認すると、アウトプットシャフトスピードセンサーのエラーが入力されています。
ミッションのアウトプットシャフト=プロペラシャフトの回転数を検知出来ないため、ECUがミッションの変速制御を正常に行えず、警告ランプ点灯&変速トラブルが発生しているもの。
このアウトプットシャフトスピードセンサーは、このデュランゴの場合、ミッションの左側面後方に装着されています。
上記エラー&実測値も異常の場合、まず疑うのはやはりセンサー自体の不具合…ですが、センサー単体を測定しても不具合とは断定できない状態。
センサーの検知値を制御するECUであるパワートレインモジュール(PCM)は、エンジンルーム内にあるので、途中の配線トラブルも視野に入れ、PCM側での配線測定診断を実施。
すると…画像の矢印箇所がアウトプットシャフトセンサーのインプットシグナルラインですが、PCMに接続されるカプラーから端子が半分程度抜けてきているのが判明。
そのため、カプラー接続部で接触不良が発生し、走行時の状況によってアウトプットシャフトセンサーの検知値が途切れる状態でした。
…本来、こういった端子からの配線抜けが自然に起こるとは考えにくく…どうもナビゲーション用の「車速パルス」信号をこの配線から分岐させていた形跡があるので、おそらく配線取付時に負担がかかって抜けてきたのではないかと推測できます。
抜けかけていた端子を元の位置まで挿入し、カプラーを接続した後は、先の症状も改善され修理完了です。
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