SBCサービスリミットに対する延命プログラム/ベンツE250

 

IMG_9531

SBCユニットがサービスリミットに達してしまったということで、この度 初めてUGへとお越し頂いた、W211型ベンツE250の特殊コーディングのクイック作業です。

SBCがサービスリミットに達している為、メーターディスプレイ上にはブレーキメンテナンスのメッセージが常時表示され、ディーラーではSBCユニットAssyの交換が必要…ということで弊社へご連絡頂きました。

 

IMG_9533

サービスリミットに達したSBCは、DTC(故障コード)として、例えば「C249F」等が現在値にて入力され、エラーを消去することは一般的には不可能です。

 

IMG_9534

電子制御式ブレーキであるSBCは、センソトロニックブレーキコントロールの略で、開発製造時にメーカーが定めた寿命がプログラムされています。

 

IMG_9532

これは新品時からの作動時間をカウントダウンし、その定められた寿命時間に達すると、SBCのハイドロリックユニットを強制的に交換を促す処置

このサービスリミットの内容は、以上のことからも分かる様に、ハイドロリックユニット故障の有無関係無く、仮にその他の操作/機能上に問題が無くても、高額な新品部品に交換しなければいけないとされています。

 

IMG_9535

例えば一般的には診る事のない、「開発データー」内のLiveTime数値。

今回ご入庫したW211は、SBC運転時間の目安となるLiveTimeが581407と刻まれています。

この数値をDASのこの画面だけでリセットすることは不可能ですが、

 

IMG_9536

開発データーに絡む、あらゆる項目の実測数値を操作し、SBC内のプログラムを変更していくと、

 

IMG_9537

先のLiveTimeが0の状態へとコーディングが可能。

 

IMG_9539

もちろん上記の状態にリセット出来れば、おのずとサービスリミットはクリアされるので、故障コードは存在しなくなり、

 

IMG_9540

メーターディスプレイのエラーメッセージも現われなくなります。

もちろん、サービスリミットに対してのみDTC消去が可能で、仮に他の故障が存在している場合は修理が必要なのは言うまでもありません…。

 

*本内容は、BOSCH社が製造時に定めたSBCハイドロリックユニットのサービスリミットを延長するプログラムによる対処であり、SBCハイドロリックユニット自体の劣化を修正しうるものではありません。

以上の内容をご理解頂き、ご希望の方はご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



 

*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約

フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)

GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)&コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能

その他  AUTEL製各種テスター/VCDS(VagComDiagnosticSystem)/SnapOn MTG5000/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~20:00  土/日/祝 12:00~18:00  定休日/毎週水曜

 

トップページへ戻る