リモートキー操作を行ってもドアロックが機能しない、もちろんパッシブエントリー(ドアハンドル操作によるロック機能)も機能しない状態に陥った、2009yダッジチャレンジャーの診断です。
誰しもがまず疑うのは、使用しているリモートキーバッテリーの寿命…いわゆるキー内部の電池切れ。
しかし今回のチャレンジャーでは、電池を交換しても解決しないばかりか、使用している全てのキーで行っても同じ不具合状態。
念のため車両側のアンテナループテストを実行しても、特定のアンテナ回路に不具合が存在しているようなトラブルは診うけられません。
wiTECH2.0(ワイテック2)にてDTC(故障コード)を確認すると、コードB1A27「SKREEMプログラミング性能」に対するエラーが発生している状態と判明。
いわゆるワイヤレスイグニッションノード(WIN)のプログラム的問題が発生している内容で、メーカーのインフォメーションではWINの交換&プログラミングが必要と説明されています。
しかし今回のLCでは、さらに診断を進めた結果WINの故障ではなく、パッシブエントリーモジュール(PEM)の不具合と判明。
PEMには車両内にある多数のLFアンテナが接続され、パッシブエントリー及びキーレススタート機能等を制御するECUとなります。
その点検詳細は…ですが、アンテナテストやキーレススタート機能に対し正常に作動し、実際PEM本体のDTCは皆無でしたが、その制御が不安定な状態により、WIN(WCM)側に先のDTCが入力されてしまう今回のトラブル。(DTC/B1A27=全てがPEMトラブルでは無く、逆にWIN側の不具合というケースのほうが多いかと思われます)
もちろん交換する際は、セキュリティーに関わる車両固有のECUとなる為、wiTECH2.0を使用して現車へプログラムする作業が求められます。
こういったセキュリティー系のユニットをプログラムする際は、事前にPINコードと呼ばれる4桁のセキュリティコードを調べる必要があります。
PINコードリーダーを接続して現車のPINコードを読み取り、
新しく取り付けたパッシブエントリーモジュール(PEM)をプログラミング。
作業後はリモートキーレス機能の復帰確認はもちろん、パッシブエントリー機能及びキーレススタート機能の正常制御も点検して完了です。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
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