スターターバッテリー回路の不成立/ベンツSL350

 

IMG_0313

チャージランプ(バッテリーマークの警告)が点灯した、R230型ベンツSL350の不具合点検です。

一般的にチャージランプは、オルタネーター等の充電不良が発生した場合に点灯する警告灯で、点灯している場合は=バッテリーの充電制御が正常に行えていない危険な状態

 

IMG_0314

しかし今回お預かりしたSLでは、オルタネーターの発生電圧は基準値内であり正常に作動しています。

 

IMG_0292

DASにて入力されているDTC(故障コード)を確認すると、スターターバッテリー回路に不具合が発生しているのが判明。

 

IMG_0315

SLではR230型よりツインバッテリーになり、電装品制御用のメインバッテリーとは別に、スターターバッテリーがエンジンルーム内に装着されています。

測定していくと、このスターターバッテリーの配線回路が成立していないと判明。

 

IMG_0298

そして助手席の足元を分解すると、スターターバッテリー回路用のヒュージブルリンクが装着されています。

 

IMG_0311

…過大なショートでも起こさない限り、まず切れることは無いと思われる100Aヒュージブルリンク

一般的なヒューズと異なり外部からは判断できませんが、導通測定すると断線状態だった為に交換。

 

IMG_0319

R230型だと既に15年前後は経過している車両なので、劣化によって断線してしまった可能性も…特にこの100Aヒューズが飛ぶようなショート等の不具合は診うけられず、もちろんチャージランプも点くことなく安定した制御確認にて作業終了です。

 

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2019y度 年間ベンツ修理入庫実績216台)

あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。

また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング)

ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



 

*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約

フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)

GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)&コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~20:00  土/日/祝 12:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

トップページへ戻る