ATFの交換メンテナンスにて、この度初めてUGへご入庫頂いた、W205型ベンツC200dの作業です。
W205では一部のモデルを除き、現行ベンツの主要ATミッションになる電子制御式9速ATミッション/9G-Tronic(725.0)が搭載されています。
フィルター一体式オイルパンに設けられたドレンには、メンテナンス用に4つのポジションが存在しています。
専用ツールを使用してドレンキャップを取り外し、ポジション可変用のツールを挿入して「排出ポジション」へ移動して、オイルパン内の古いATFを排出します。(トルクコンバーターのドレンからもATFを排出)
その後オイルパンを取り外し、バルブボディ等の状態を確認。
オドメーターで約50000Kmを越した数字でしたが、先代の7Gと比較するとスラッジの発生量は少なくなっています。
新しいオイルパンを装着して、新油注入ポジションへと移動してATFの圧送注入。
725.0型9G-Tronicでは専用に開発された超低粘度のATFが採用されており、現在のところ純正ATF以外の選択肢は存在しません。
ATF注入後はXENTRYを接続して、ドレンを測定ポジションへと移動してATFレベルの調整を終えれば完了です。
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UG/yoshida
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