エンジン始動時に時折りABS警告ランプが点灯状態に陥るダッジチャージャー…エラーコードを点検すると回路電圧低下に対する内容を検知しているケースにて。
そのお車が2011yもしくは2012yモデルであれば、ヒューズボックスの配線を改善することでトラブルが解消する可能性があります。
ABSを制御する電源回路のひとつ「ヒューズナンバー14番」に25Aのミニブレードタイプのヒューズが使用されているのですが、ヒューズタイプによる接点容量不足により加熱状態に陥り、通電不良が発生します。
このトラブルに対する対応として、メーカーから早期にセーフティーリコールとして発表され、ヒューズボックス内の配線改善対応が必要です。
今回作業を行う2011yモデルのチャージャーもまた、未改善状態であったので改善対策作業の実施です。
具体的にはABSワイヤリングハーネスパッケージと称するリペアハーネスが供給され、ヒューズの配置を変更する内容です。
25Aヒューズを必要とする箇所に対し既存のヒューズでは役不足なので、カートリッジタイプのヒューズへと配電変更による配線加工を施します。
既存のヒューズに比べ十分な接点容量をもつカートリッジタイプヒューズに変更されることにより、安定した電源供給が可能となり且つヒューズボックス焼損による二次トラブル発生防止にもなります。
ヒューズタイプ変更＝ヒューズ配置変更によりヒューズ番号の位置も変わるので、パッケージに含まれるシールにて番号配置変更を示します。
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