カムポジションセンサーの交換と学習/ダッジチャージャー

チェックエンジン警告が点灯してエンジン不調状態に陥る、2011yダッジチャージャー(V6/3.6L)の診断です。

 

入力されているDTC(故障コード)を確認すると、エンジン不調に関連するエラーはカムポジションセンサーのバンク1/センサー1回路を検知しています。

 

V6エンジンはツインカムシャフトなので、両バンク合わせて計4本のカムシャフトが存在します。

バンク1は右側バンクを指し、センサー1はその一番外側=EXカム側となります。

 

但し実際のセンサーはIN/EXカム中央に位置し、ひとつのセンサーで双方のカムポジションを監視しています。

 

顕著に不具合が診られず、配線等を点検しても電気的な不具合要因が存在しない場合はセンサーの誤作動による不良とも考えられますが、メカニカル的な要因によって検知している場合も十分考えられるエラーなので要チェック。

特にカムシャフト側は帯磁によって、スラッジ内に含まれる鉄粉等が付着しているので、そのあたりもクリーニングしておきます。

 

カムポジションセンサーを変更した際は、カム/クランクの相関学習をテスターを使用して実行

 

別途新規キャリブレーションが存在していたので、オンラインフラッシュによりPCMをリプログラミングしてアップデート

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