7GトロニックのATフルードメンテナンス/ベンツE250クーペ

ATフルードの交換メンテナンスを行った、W207型ベンツE250クーペの作業内容です。

W207型に搭載されていたATミッションは、電子制御式7速ミッション(後退2速)の722.9型7G-tronicと呼ばれていたものです。

この7速ATは2003y発売の一部のモデルより採用され始め、現在では9G-tronicへと移行しています。

 

この7G-tronicミッションのバルブボディトラブルは年数経過と共に多発していますが、その多くはATFメンテナンスを怠ったが故に発生しているケースも少なくありません。

 

多段変速化に伴い、頻繁に変速動作を行うが故、よりスムーズな加減速と燃費への貢献を成し遂げているのですが、その変速回数の多さが故に先代の5速AT(722.6)に比べ、ATFの劣化は早期に訪れます。

そのため、よりシビアに定期的なATFメンテナンスの管理が必要となり、最低でも5万キロ以内にフィルターを含むATFの交換が必要とUGでは推奨しています。

 

バルブボディトラブルをはじめ722.9型ATミッショントラブルの多くは、ミッション内部で発生する鉄粉等の浮遊異物増加に伴い発生しているケースが大半で、定期的な交換メンテナンスにてATオイルパン及び磁石をクリーン状態にすることで、ATF劣化の促進を抑制することになります。

 

もちろん、ATFメンテナンスを行っているからトラブルには絶対に見舞われない訳ではありませんが、そのリスクはかなり軽減できるのも事実です。

必要交換部品としては、ATフィルターの他にオイルパンのガスケット、あとオイルパンを固定するボルトがアルミ製の為、同時交換が必要となります。

 

7G-tronicでは、専用のディスペンサーを使用して注入ドレンより圧送補充を行い、XENTRYを起動させて油温管理によるオーバーフロー測定となります。

オイルパンの形状や装着されているフローパイプの種類等によって、微妙に測定温度が異なりますので、必ず専門的な知識と設備を有した工場での交換をお勧めします。

 

7G-tronic搭載車は、W220後期の一部及びW221系のSクラス、W211(一部を除く)やW212系のEクラス、W219やC218のCLSクラス、W203及びW204系のCクラスなどです。(何れも搭載エンジン及び年式等によって違いがあります)

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