エアコンコンプレッサーの寿命判断/ベンツS350

時折りエアコンが全く効かなくなる症状が発生する、W221型ベンツS350の診断です。

エアコンが効かない=風は出るけど冷風が出なくなる症状で、冷媒ガスの充填量は全く問題ない状態です。

 

症状発生の頻繁性も無く、DASにてDTC等を確認しても特にエラーは検知していませんが、コンプレッサーの電流消費が基準値をオーバーしているのが判明。

 

ベンツのエアコンコンプレッサーは「連続可変容量式コンプレッサー」を採用しているので、俗にいう「クラッチ機能」など存在せず、外観で判断出来るON/OFFなどの動作はありません。

コンプレッサーの圧力制御はECUの要求によって可変作動を行っているのですが、ECU からの出力要求が低い状況であっても電流消費過大状態=コンプレッサーの劣化により作動が重く、より多くの電流消費が発生している状態と判断できます。

 

上記状態により症状発生時には、ECUが要求する可変容量値に対しての圧力駆動が行えず、冷媒ガス圧力が規定値以下=コンプレッサー機能不良で冷えないというシナリオ。

 

コンプレッサーをリフレッシュした後は、可変容量に対する高圧規定値数値でも消費電流値が低く抑えられ、より滑らかなコンプレッサー機能の復元が確認できました。

 

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