シートベルト交換後のプレセーフ機能復旧/ベンツGLS63AMG

プレセーフ作動不可の警告メッセージが表示されたので、同業者よりご入庫頂いた、X166型ベンツGLS63AMGの作業です。

プレセーフ」とはレーダーセーフティ機能のひとつで、運転状況をデータ解析し急ブレーキ/急ハンドル等の危険回避行動を察知した場合、正常であればシートベルトを引き締めシート背もたれを安全なポジションへ戻す制御を行う機能です。

 

XENTRYを接続して検知しているエラーを確認すると、左右共フロントシートベルトテンショナーの構成が相違している状態

 

今回の166は、事故修理にてフロントシートベルトを交換している為、交換した後のプログラムが必要となります。

 

ベンツの場合はシートベルトテンショナーもCANで制御されるコントロールユニットとなるので、オンラインにてベンツメーカーサーバーにアクセスしSCN(ソフトウェアキャリブレーションナンバー)コーディングの実行。

 

無事プログラミング成功後は先のエラー入力も消去出来、もちろんプレセーフ機能に対する警告表示も解決です。

 

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2019y度 年間ベンツ修理入庫実績216台)

あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。

また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング)

ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



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