ME9.7ユニットトラブルの選択肢/ベンツE300

チェックエンジン警告ランプが点灯してしまっている、W211型ベンツE300の作業です。

 

DAS(ベンツディーラー診断機)を接続してDTC(故障コード)を確認すると、O2センサー回路に纏わる多くのエラーを検知しています。

入力されているエラーだけで判断すると、全てのO2センサーが不良かと誤診しそうな内容ですが、「ユニット内O2センサー用評価電子回路不具合」が存在している場合…その原因の多くはエンジンを制御するECUの内部不良。

 

後期型W211に搭載されるM272型エンジンでは、ME9.7バージョンのユニットがエンジン上部にマウントされています。

しかしベンツのMEコントロールユニットは外販禁止(部品の販売供給をしない)とされており、且つ個別化によって作動しているので基本中古部品の使用は不可

 

ディーラーでは、高額な新品部品へと交換するしか修理法が無い(ディーラー以外では修理が出来ない)と伝えられますが、実はそれだけがMEトラブルに対する修理選択肢ではありません。

今回使用したのは社外リビルトME9.7ユニットへの交換による対処にて、新品交換するよりも遥かにお安く修理が可能。

 

取付した後はDASを使用し、ドライブオーソリゼーションシステム認識のプロセスを実行し、ME9.7を現車へ個別化作動させます。

 

無事個別化成功後は各種学習プロセスを行い、正常制御の確認を行い無事復帰しました。

 

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2019y度 年間ベンツ修理入庫実績216台)

あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。

また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング)

ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

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