PCMの不具合によるオーバーチャージ/ダッジチャージャー

走行中に突然ワイパーが作動したりオーディオが切れたり…そして酷い症状に陥るとエンストまでしてしまう、2012yダッジチャージャーの作業です。

 

wiTECH(ダッジディーラー診断機)にて検知しているエラーを確認すると、あらゆるコントロールユニットにバッテリー電圧が高すぎるDTC(故障コード)が入力されています。

エンジン始動状態で症状発生時の実測値を確認すると、システム電圧が16V以上(通常は14V前後)と非常に高い数値を示しており、危険な状態と言えます。

 

オルタネーターの発生電圧が異常に高い=オーバーチャージ状態では、各電装品に負担がかかり、特にコントロールユニット(ECU)系では内部制御に大きな影響を及ぼします。

 

オーバーチャージ=オルタネーターの不良と判断しがちですが、このチャージャーの場合はPCM(パワートレインコントロールモジュール)にてオルタネーターのディーティー制御を行っています。

 

PCMの実測値を確認すると、システム電圧が16V以上と高い状態にもかかわらずPCM内感知値は14V以下の数値を検知し、ディーティーサイクル値を上昇…明らかにPCMの検知制御不良によるものと判明したので、新品部品へと変更作業です。

 

主にエンジンを制御するPCMを新品部品へと変更する際は、現車のキャリブレーションに適合したプログラムを行わなければ全く起動しません。

このプログラミング作業は、wiTECHを使用してメーカーサーバーへとアクセスし、オンラインによるフラッシュ作業が必須項目

 

無事プログラミング成功後は、更にVIN(車体番号)の書き込みや各種学習プロセスを実行

 

全てのセットアップが完了した後は、PCMの正常制御が開始し、先のオーバーチャージ症状も改善されました。

 

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。

クライスラー/ダッジ系だけでも年間実に400件近い各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2020y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績388台)

UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



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