オイルリークトラブルの危険性/ベンツS500

オイル漏れ修理にてお預かりした、W221型ベンツS500の作業です。

アンダーカバー類を取り外して、下回りを確認。

 

するとエンジンリア周辺より、エンジンオイルの漏れ垂れている痕跡が伺えます。

 

M273系エンジンでは非常に多い定番箇所で、シリンダーヘッド後部にあるプラスチック製のホールカバーからオイル漏れ。

 

劣化したカバーを嵌め替え、併せてオイルセパレーターも同時に交換。

 

それとは別に、シリンダーヘッド前側に位置するアクチュエーター及びセンサー部からもオイル漏れが確認出来ます。

漏れ自体はリア側のカバーに比べれば少ないのですが、逆に実はこちらの方が深刻な内容。

 

油圧制御で可変するカムアクチュエーターは、外部へのオイル漏れとは別に、内部リークトラブルも存在します。

 

アクチュエーター内部リークによって配線端子部にオイルが廻り、更に毛細管現象によって配線内を伝ってMEコントロールユニット基盤にオイルが混入してしまうトラブルが存在します。

 

電子ユニット内部基盤にオイルが混入すると、もちろんユニットの寿命は短命になり、高額なME9.7ユニット交換となるケースに陥ります。

 

その為、配線端子部にオイル混入が診うけられる場合は、早急にアクチュエーターを交換して、更に対策ハーネスの追加配線処置。

 

アクチュエーターとは別に存在するカムポジションセンサーのほうは、特に内部リークは診うけられなかったので、シールリングのみの交換にて対応。

 

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