FCMトラブルによるオーバーヒート/ダッジマグナム

ラジエターファンの高速側(ハイ回転)が廻らずオーバーヒート状態に陥る、2005yダッジマグナムの作業です。

 

ラジエター後方に設置された電動式ファンは、PCMの監視により水温やエアコンガス圧力等によって「低速回転」「高速回転」の制御を行います。

 

ECUの制御実測を確認しながら、症状発生時の電気的欠落箇所の測定診断を進めます。

結果、今回の不具合はIPM(IntegratedPowerModule)と呼ばれるヒューズボックスを形成する為に装備されている、FCM(フロントコントロールモジュール)の内部制御不良と判明。

 

FCMはIPMの車載電気システム回路保護と配電の主要手段を担うECUとなり、ハードワイヤードスイッチ入力から受信した入力とCANバス回路で受信したデータに基づいて、これらの車両システムの電気および電気機械負荷の一部の電力を制御します。

PCMのCANバス回路での受信データーに対しFCMがファン制御の配電処理を行うべき内部回路が成立していない状態なのですが、残念ながら現車に適合した品番のFCMは既にメーカー廃盤部品。

 

運よく中古部品が見つかったので現車に取り付けた後、wiTECHにて車両構成による適合処置を行い、無事エンジンファンの正常作動制御が復帰しました。

 

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