エンジンVバンクからのオイル漏れ/ベンツE350d

エンジンオイル漏れの修理ご依頼にて、この度初めてUGへご入庫頂いた、W212モデルのベンツE350dの作業です。

 

M642ブルーテックエンジンでは多い、年数経過とともに発生する過大なオイル漏れ、アンダーカバーがあるにもかかわらず駐車場の床が漏れたオイルで汚れてしまう状態。

 

このオイル漏れはミッションハウジング内から蔦って漏れてくる様に見受けられるので、経験値が無ければクランクのリアシール周辺からの漏れと誤診してしまう内容かもしれません。

 

しかしその部位から漏れ垂れてくる多くの場合は、エンジン上部のVバンクより漏れ蔦ってきている状態なのですが、M642エンジンは構成部品が多く非分解状態では全く確認することが不可能。

 

タービンをはじめ、ミキシングチャンバーやブーストエアディストリビューターといった部品を全て取り外すと、エンジンVバンク上にマウントされた水冷式オイルクーラーが確認出来ます。

 

このオイルクーラーとエンジンブロックの接合面にあるシールパッキンが劣化すると、エンジンVバンク内に漏れたオイルが溜まり、逃げ場を失った漏れ溜まったオイルが派手に漏れてきます。

 

オイル漏れにて汚れたパーツ類を洗浄して、新しいシールパッキンへと組み替えて元通りに組んでいきます。

 

このエンジンではブーストエアディストリビューターのセンターにインテークエアサーボモーターが装備されているのですが、オイル漏れが原因でよく傷む部品として挙げられます。

後の不具合発生時にて交換を必要とする修理の際は、今回の様に多くの部品点数を取り外さなければ不可能。

決して安い部品では無いのですが、社外製でリーズナブルな部品も存在するので、オイル漏れ修理の際は同時交換を推奨します。

 

また今回のW212では、エンジンマントの劣化による振動もかなり感じられたので、今回同時にマウント類もリフレッシュ。

 

特に右側マウントの脱着作業では、タービン後方のエキゾーストパーツ等を取り外さなければいけないので、今回のオイル漏れ修理と併せて行えば重複作業分がお安く出来ます。

 

全ての作業完了後はXENTRYによるショートテスト診断を行ない、オイル漏れ以外にECUエラーが存在していないか確認してご納車です。

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2020y度 年間ベンツ修理入庫実績255台)

あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なSCNコーディング/各種プログラム作業も自社にて実施。

また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等(カスタムコーディング)も修理作業にて実施しています。

ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



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