パノラミックスライディングルーフを作動させようにも、ローラーブラインドがちゃんと動かずに開けれない…W118モデル/ベンツCLA200dの作業です。
閉まっているローラーブラインドが後方へ巻かれずに弛むだけなので、次の動作への移行…スライディングルーフをスイッチ操作で開けることが出来ません。
点検のためローラーブラインドを取り外すにはまず、スライディングルーフを開けれなければ出来ないので、テスターでの操作モードでパノラミックルーフ単体を作動させ取外し。
本来、ぜんまい仕掛けのように巻かれる方向へと張力が加わるローラーブラインド…ですが、取り外したブラインドは案の定、全く張力が働いていません。
その原因は、スプリングが備わっている側と反対側の軸部への固定部品が破損している為、スプリングが保持できずに巻き取り機構が機能しない状態です。
今回は運よく中古部品が入手出来たので、そちらと組替作業…ですが、破損はしていないものの軸部の勘合に不安を感じます。
スプリング力によって勘合部の樹脂が同じ様に破損…ならないよう、対策として用意した中古ブラインドの軸部をワイヤーロックしてみます。
但し若干テーパー形状の為、単純にワイヤーロックしただけではズレて外れてしまう可能性があるので、さらに一工夫は必要。
対策を施した中古ブラインドを車両側へと装着していきます。
ブラインドの取付に際して、注意すべき箇所をチェックして元通りに組み付け作業。
最後にパノラミックスライディングルーフを装着し、念のためテスターで挟み込み防止の学習プロセス等を実施して、作業完了です。
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