PCM不良による充電制御トラブル/VW(クライスラー)ルータン

充電機能の制御不良にて業者様より修理お預かりした、2011yフォルクスワーゲンルータンの作業です。

 

この「フォルクスワーゲンルータン」はダッジキャラバンのOEM生産にて、その中身は殆ど「クライスラー製」となり、搭載されているエンジンも3.6LのPentastar V6となります。

 

充電不良にて業者様の方でオルタネーターを交換したけれども全く改善されず、PCMのオルタネータデューティサイクルは100%まで達しても感知電圧が12.1Vの実測値しか発生していません。

 

上記実測数値にて配線等のトラブルが存在していないのであれば、考えられるのはPCMのオルタネーター制御不良が最も濃厚。

オルタネーターのレギュレター機能はPCMによりデューティー制御されているので、要求値出力不良によってオルタネーターからの発生電圧値が上がらない症状です。

 

上記内容によりPCMの交換が必要ですが、ひとつ不安が…

 

多く車両がそうであるように、ルータンのPCMもまた、ただ取り付けただけではプログラムされていないのでPCM起動せず。

本来はメーカーテスターを使用してオンラインでのプログラム…となるのですが、ルータンのPCMはODIS(VWテスター)でプログラム出来ないとの話も…。

 

中身は全くダッジキャラバンと同一=使用されているPCMもクライスラー製なので、一応wiTECHを起動させて接続すると「クライスラールータン」として認識

 

ここまでくればオンラインフラッシュにて、現車に取り付けたルータンのPCMもプログラム成功

 

もうひとつの課題であった現車のVIN結合に必要となる「PINコード」入力も、PINコードリーダーにて解析成功し無事エンジン始動。

 

新しいPCMへ交換/プログラムプロセス完了後は、充電機能も正常に制御を行うようになり作業完了です。

 

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