EHPS通信途絶によるパワーステアリング不良/クライスラー300

パワーステアリングの警告インジケーターが点灯し、パワーステアリング機能が全く制御を行わなくなった、2013yクライスラー300の診断です。

 

テスターでのトポロジーモニターを確認すると、EPS(エレクトロニックパワーステアリング)ユニットが通信途絶状態=起動していない状態と判明。

 

しかしLXのパワーステアリングは電動モーターアシストではなく「油圧式ラックギア」を装着したパワーステアリングですが、ファンベルトで駆動される油圧ポンプが存在していません

 

エレクトロハイドロリックポンプ(EHPS)が右フロント部に装備され、いわゆる電動制御式のパワーステアリングポンプとなります。

 

EPSが通信途絶=EHPSポンプがそのECU内蔵となるので、まずはEHPSポンプの電源供給等に問題が無いか測定点検。

 

今回のLXでは電源供給に問題は無く、EHPSポンプ本体の不良=交換が必要と判明。

新品部品は非常に高額となりますが、中古部品等が見つかればそれで交換対処も可能…注意しなければいけないのは、ベルト駆動式ポンプに使用されるパワーステアリングフルードとは使用されているフルードが異なります。

 

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