セルフアジャストメント値のズレ/ベンツC180

チェックエンジン警告点灯にてお預かりした、W203/ベンツC180コンプレッサーの作業です。

 

搭載されているエンジンは、直4/スーパーチャージャーのM271エンジンのモデルです。

 

DTC(故障コード)を確認すると、インテークエア流量過少に伴いセルフアジャストメント値のズレを検出しています。

セルフアジャストメントとは、O2センサー等による排ガスの残存酸素濃度監視により、状況(エアマス流量値/インテークエア温度/水温等)に適した燃料噴射時間(量)を決定し、カムアジャスターによる燃焼サイクルを制御する、混合気適応学習値となります。

 

このM271系エンジンでのセルフアジャストメント値トラブルは、個人的にエアマスによるトラブルを多く経験していますが、現車の実測値を確認すると二次エア混入の疑いが濃厚

 

このエンジンでの二次エア混入トラブル箇所では、容易に修復作業が行えるスロットル後のバキュームホース損傷トラブルや交換作業が厄介なブレーキブースターライン損傷トラブル等、様々な事例が多くあります。

 

今回の車両はスロットル後のバキュームライン損傷により二次エアが混入、劣化したバキュームホース組替後はエアマス値の実測も基準値内に。

 

二次エア混入によりセルフアジャストメント値も偏っている為、混合気適応の学習値をテスターにてリセットし基準値に戻します。

 

すると今度はセルフアジャストメント値が逆方向に偏りだし…この辺りはやはりエアマスかもしくは〇〇センサー…年式的にも一筋縄ではいかない感じです。

 

こちらはフロントウインカーが点灯しない案件にて預かった別のW203/C180。

バルブかソケット不良かと思いきや、フロントSAMコントロールモジュールの制御不良…やはり一般的な箇所以外のいろんな不具合が発生してくる年式です。

 

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