MEユニットへのオイル混入/ベンツE300

エンジンを制御するMEコントロールユニットへのエンジンオイルリーク、今回点検作業を行ったW212/ベンツE300も既にその兆候が診られているので、リーク箇所の対処修理作業です。

 

このM276エンジンに限らずベンツでは、エンジンを制御するMEコントロールユニットの端子を取り外すと、エンジンオイルがリークしてきているケースが多々あります。

いわゆる「毛細管現象」により、ハーネス末端のセンサーやアクチュエーターからのオイルリークが、配線内を伝ってユニット側へと導かれてしまうトラブルです。

 

配線内から導かれたオイルがECU内部に混入し…精密電子部品内部にオイルが混入するとによるリスクは、誰しもが予測できるかと思います。

MEコントロールユニット内部焼損等による制御不能に陥らない為にも、微量でもリーク痕が診られる車両は早急に対処が必要と言えます。

 

このハーネスからのオイルリークは、もちろんエンジン側に装着されている各センサー/アクチュエーター箇所から発生しているのですが、その原因箇所の殆どがカムシャフトのマグネットソレノイド及びポジションセンサーからのオイルリーク。

 

外的にオイル漏れはしていないのですが、マグネットソレノイドやカムポジションセンサーの端子を外すと、内部でオイル漏れしているケース。

この端子内部に漏れてきているオイルが、先に述べた毛細管現象によりハーネスに導かれてMEコントロールユニット内部へと到達してしまいます。

 

特にこのカムシャフト廻りは最も油圧(オイルプレッシャー)が高い箇所に取り付けられている電子部品のひとつで、且つソレノイドによる駆動制御の影響で内部漏れが発生しやすい部位なので、点検した際に兆候が診られるエンジンはこれ以上の進行を食い止める為にも交換が必要となります。

 

但しM276エンジンでは、インテークマニを取り外さないと組替が出来ない箇所もあり…特にリークが酷い場合は、ハーネスやMEユニットの交換も視野に入れないければいけません。

このオイルリークトラブルは外観的に「漏れ」が確認できないので、定期点検時にセンサー/ユニット側双方の端子を外して確認点検する必要性があります。

 

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