エアマチックコントロールユニットの水没トラブル/ベンツC200

車高が下がりきった状態で自走出来なくなった、W205/ベンツC200の故障診断です。

車高が低すぎる警告モニターも表示され、全くエアマチックサスペンションが機能していない状態に陥っています。

 

XENTRY診断機にてショートテストを実行すると、各ダンパーバルブやプレッシャーリリーフバルブの「断線」状態を現在値にて検知してしまっており、エラーを消去出来ない状態です。

上記バルブ群断線状態によりエアマチック制御を行うことが出来ず=車高が下がりきっている状態に陥っています。

 

各ストラットに備わっているダンパソレノイドバルブやエアマチックポンプ側に備わっているリリーフバルブ…別箇所に備わっている其々のソレノイドバルブが同時に内部断線してしまう故障は少し考えにくいです。

其々のバルブに対しエアマチックコントロールユニットから独立したハーネスで導かれている為、共通する配線の断線トラブルも考えられません。

 

W205のエアマチックコントロールユニットは、左フロントシート下のフロアカーペットを捲った箇所に設置されています。

ユニット側の端子測定を行うため確認すると、雨漏れのせいか?フロアカーペットが濡れてしまっている状態と判明。

 

それによりECU内部が水没状態に陥り…基盤を確認すると焼損してしまっており=ECU内部での断線状態と判明。

 

水没したECUは=交換となるので、新しいエアマチックコントロールユニットに組み替えて、まずはSCNコーディング等のプログラミング処理を実行します

 

プログラム成功後は現車のエアマチックコントロールユニットとして認識しますが、車両キャリブレーション処置が未履行の為、ECUの制御を行いません

 

車両レベルキャリブレーションプロセスを実行することにより全ての作動開始処置が終了となり、全てのエラーもクリア/エアマチックコントロールの正常制御となります。

 

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