車高が下がりきった状態で自走出来なくなった、W205/ベンツC200の故障診断です。
車高が低すぎる警告モニターも表示され、全くエアマチックサスペンションが機能していない状態に陥っています。
XENTRY診断機にてショートテストを実行すると、各ダンパーバルブやプレッシャーリリーフバルブの「断線」状態を現在値にて検知してしまっており、エラーを消去出来ない状態です。
上記バルブ群断線状態によりエアマチック制御を行うことが出来ず=車高が下がりきっている状態に陥っています。
各ストラットに備わっているダンパソレノイドバルブやエアマチックポンプ側に備わっているリリーフバルブ…別箇所に備わっている其々のソレノイドバルブが同時に内部断線してしまう故障は少し考えにくいです。
其々のバルブに対しエアマチックコントロールユニットから独立したハーネスで導かれている為、共通する配線の断線トラブルも考えられません。
W205のエアマチックコントロールユニットは、左フロントシート下のフロアカーペットを捲った箇所に設置されています。
ユニット側の端子測定を行うため確認すると、雨漏れのせいか?フロアカーペットが濡れてしまっている状態と判明。
それによりECU内部が水没状態に陥り…基盤を確認すると焼損してしまっており=ECU内部での断線状態と判明。
水没したECUは=交換となるので、新しいエアマチックコントロールユニットに組み替えて、まずはSCNコーディング等のプログラミング処理を実行します。
プログラム成功後は現車のエアマチックコントロールユニットとして認識しますが、車両キャリブレーション処置が未履行の為、ECUの制御を行いません。
車両レベルキャリブレーションプロセスを実行することにより全ての作動開始処置が終了となり、全てのエラーもクリア/エアマチックコントロールの正常制御となります。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、各クラスのベンツ修理も数多く承っております(2023y度 年間ベンツ修理入庫実績279台)
あらゆるクラスの各種故障診断や各種コーディング変更等(カスタムコーディング)も修理作業にて実施しています。
ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジディーラー診断機 WiTECH2.0(ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備
フォードFDRS/IDS(VCM3)各種ECUプログラミング可能/ForSCAN完備
GM診断アプリケーション GDS2/TECH2(MDI2)サービスプログラミングシステム対応
ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備
BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTEL各種診断機/VCDS等多彩に取り揃えています。
アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を
平日10:00~19:00 土/日/祝 11:00~18:00 定休日/毎週水曜日