始動制御不良の原因/ジープコマンダー

エンジンスタート操作を行っても、セルモーターは廻るけれどもエンジンが始動しなくなった、H6型モデルの2023yジープコマンダーの診断です。

現車は2Lの直4ターボディーゼルエンジンを搭載したモデルで、イグニッションON状態で約5秒程度放置すると正常に始動可能となります。

 

上記症状にて例えばグロー機能の問題等を予測するも、wiTECHのDTC診断では不具合に関連する故障コードは検知されていません。

順番に始動制御回路を点検していくと、クランキング動作時の低圧回路の燃圧が低下してしまっているのが判明。

 

イグニッションON時では低圧回路の燃圧は確保されるのですが、プッシュ操作直後でのクランキング動作では高圧ポンプが必要とされる低圧回路圧が確保できていない様子です。

 

低圧回路のフューエルポンプはインタンク式の電気式となるのですが、ヒューズボックス内を確認してもリレー等は存在していません。

低圧ポンプリレーはエレクトリカルディストリビューションセンターに内蔵されているので、イグニッション操作等でのリレーシグナルを測定するにはヒューズボックスの脱着分解が必要となります。

 

プレッシャーレギュレターの燃圧保持不良による低圧回路吐出量の低下も考えられますが、低圧回路にそれらしきプレッシャーレギュレターは存在していないため、インタンクポンプAssyでの交換が妥当と判断。

 

低圧ポンプの交換後はクランキング動作時での低圧回路圧の低下も発生せず、ワンプッシュ操作でのエンジン始動も正常に機能。

3日程度様子を診てみましたが、毎回問題なく機能いている状態を持続しているのを確認して作業完了となりました。

 

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